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Happy Hacking Keyboard Professional無刻印モデル

やってしまった。

ついに……、というか、つい Happy Hacking Keyboard Professionalを買ってしまった。しかも、無刻印モデル。あぁ、家族になんといいわけをしよう。キーボードに3万近い投資。しかし、よく考えると価格的には初代のモデルの方が高かった。初代モデルは、PS/2かADBでの接続しかできないので今は隠居してケースに入っている。

思えば、

アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。 いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
という和田先生のコピーに惹かれて、初代モデルを購入して7年近く。初代機はよく私の入力作業を支えてくれた。ご苦労様。

今回購入したProfessionalでこの記事を書いているが、使い勝手はどうだろう。 しかし……、この無刻印モデル、何の違和感もなくたかたかキーインできる自分が怖い。

キーボード配列は、初代と同じ。Commandキー、Optionキー、Controlキーも違和感なく使える。ただし、構造は初代機がシリンドリカルカーブドスカルプチャーだったのに対して、Professionalはシリンドリカルステップスカルプチャーなので若干違和感がある。コスト面からの要請なのかもしれないが、少し残念。

キーフィーリングに関しては、スイッチングが従来のメンブレン方式から東レの静電容量無接点方式が採用された。押下圧tが45gと従来と比べても軽くなり、チャタリングもない。初代機も非常に軽かったが、どこかで押下したなという感触があった。このモデルでは、スコスコとキーインできてしまい何となく物足りない感はある。だからといって、安っぽい感覚でなく、軽快かつ快適ではある。慣れの問題だろうか。この方式により、寿命も大幅に長いという。

Ejectやボリューム制御などのキーが有効となる、ユーザーによるドライバーも配布されているが、iBookで手近に本体のキーボードもあるので私の場合はいらないであろう。そのまま、ドライバーなしで使っている。

アシストオンで購入した「ヌメ革のキーボードレスト」とともに使用している。キーボードレストは、まるであつらえたよう……いや、あつらえて作られたのか。まぁ、ほぼ7年間慣れ親しんだ入力環境が数ヶ月ぶりに戻って来たのだが、やっぱり馴染みますなぁ。

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