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いまさら、アバター

アバター

いまさらだけど、『アバター』を映画館で見てきた。

まぁ、よう出来とりましたわ。この映画、その世界観として宮崎駿の『風の谷のナウシカ』や『天空の城ラピュタ』をモチーフとしてとか、羽虫まで飛してしまう3Dの映像なんて…… なんて話はもう語り尽されているだろうから、そのあたりは端折ろう。実際、『アバター』が見たかったというより、3D映画なるものをちゃんと体験しておこうという思いから。

見に行ったのはシネプレックスで、ここはXpanD方式。
実は、一口に3D映画といっても、XpanD、RealD、Dolby3D、IMAX3Dと4方式あり、同じ『アバター』でも映画館の系列に寄って方式が異なる。結局3Dって、左右の目の違う映像を見せて、「立体感」を脳に錯覚させる仕組みなので、それを実現する方式が幾つかある。

XpanD方式は、スクリーンに「右目用のコマ」「左目用のコマ」を交互に映し、それぞれのコマのときは、観客の3Dメガネの反対の目を液晶シャッターで閉じることで、錯覚を実現している。XpanD方式は、

  • スクリーンが通常のホワイトでよいため映画館は設備投資が安く済む
  • ゴーストが出にくい
  • 大きなスクリーンが使える

などの利点があるが、欠点として専用の3D眼鏡がとても重い。恐らく、スクリーン側に設置されている赤外線発信機からの同期信号を受け取ってシャッター開閉タイミングを制御する仕組みが入っているが原因。その赤外線を受光するセンサーが眼鏡の真ん中に付いているのだけど、重い眼鏡がずれてくるので、ここをつい押して眼鏡のずれを直す。すると同期信号を受けとれず画像も乱れるという訳。しかも、こういう眼鏡なので使い回されるので、レンズの汚れが酷くとても不快。

それでもRealD、Dolby3Dよりは立体感が感じられるという事だし、大スクリーンで楽しめる方式でそこそこ満足。結構目が疲れた。
本当は、IMAX3D方式。そもそもアバターはシネスコサイズスクリーンでなくIMAX3Dと同じ縦横比のカメラで撮影されたということ。という事はIMAX3D以外の方式だと縦方向が少しだけトリミングされているということ。また、2台を使って投影しているのでとても画面が明るいとのこと。
一度見てみたい。

最後に。 3D映画見るなら吹替版を見に行きましょう! (3Dで字幕読むのは苦痛です)

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