高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉内に落ちた3.3トンの中継装置の撤去がやっと成功したらしい。
工学的に不可能みたいな記事もあったがどうしたんだろう。単純に言うとペットボトルにチン■を入れたら中に落下して、その拍子に勃■した状態で抜けなくなった(■は自重)という状態。しかも、ペットボトル内にはプルトニウムとその周りには水に触れると爆発するナトリウム。
敦賀半島付近は活断層が縦横に走っていることが分かってて、これで地震でも来ようものなら、3.3トンの鉄の塊がプルトニウムを抱えた原子炉内でゴロンゴロンというあまり考えたくない状況。素人的には福島より恐怖を覚えていた。
結局、昨年8月から10ヶ月以上、途中責任者の自殺まで出て、冷却状態を保つためだけに年間500億をつぎ込んで、更に専用の工作機械を作成・購入し20億近くかけてやっと引き抜きに成功した訳だ。この全長11mもある放射能まみれのこの装置をどうするんだろう。それに引き抜けたのは中継装置で、燃料棒は当然ながら交換できないままだし。
実験炉だからプルトニウムと言っても規模は小さいのだろうが、90年代にもナトリウム漏れを起こして15年近く運転を再開できなかった。この秋から運転再開を目指してるらしい。一般の原発の使用済み燃料の循環利用とか構想はわかるけれど、頭がどうかしてるのじゃないか。と言っても廃炉にするにも膨大な費用がかかるのか。
一番怖いのは「引き抜きに成功」と言いつつ、実は失敗しているパターン。「メルトダウンはない」と言いながら、数ヶ月後に「やっぱり」ってことがある国だから安心はできない。
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