しばらく放置気味だったJournlerをまじめに使おうかと検討していましたが、どうも昨年の7月くらいから開発が止まっている節が感じられます。たくさん文書はリソースを保管した挙げ句に、製品として終わってしまうとかなり悲惨な痛手を被りそうな予感がします。
そこで、以前のバージョンを購入したMacJournalがアップグレード可能なので検討しました。が、JournlerのようにDocumentフォルダでなくデータを~/Library/Application Support/MacJournalに置くのが問題です。これではSpotlightに引っかからないし、バックアップも面倒です。このため、MacJournalは選択肢から落としました。
いろいろと考えて行くと、Journlerには大きく2つの役割を期待していたようです。
- 日誌
- 日々ネットで入手した情報のアーカイブ
前者については別にブログもあるので、問題を棚上げにしました。その上で、後者をサポートできるアプリケーションを探すことにしました。
以前からこの分野ではYojimboが有名です。
少し触ってみましたが、どうもインターフェイスがしっくり来ません。ソフトのネーミング("Yojimbo"="用心棒")もどうもフィーリングが……
次に検討したのは、Together。
以前はKIT("Keep It Together"の意)と称していたようです。アップデートも頻
繁で勢いを感じます。インターフェイスも一般受けしそうで優れたものだと思
いますが、どうもこちらもネーミングでルー大柴を思い浮かべてしまって……
結局、C-CommandのEagleFilerというソフトに落ち着きました。
EagleFilerは、F1キーでとにかくブラウザに表示されているものを取り込んでしまえます。標準ではWebArchive形式ですが、スタイルシートなどが外部に依存したままとなるのでわたしはPDF形式で取り込むようにしています。標準でRTF、Plain Text, HTML,PDFなどがサポートされています。また、他の同様のソフトにない機能としてメールがeml形式でそのまま取り込めのは非常に便利な点です。
このソフトの最も素性の良い点は、妙な独自のファイル形式を使用せずに それぞれのファイルをそのままの形式で保存していることです。 EagleFilerが知らない形式でも、とにかくオリジナルの形式のまま保存してくれます。 EagleFilerが認知する形式だとプレビューできたりその場で編集できたりしますが、知らない形式でもダブルクリックでその形式に応じたアプリケーションを起動してくれます。 EagleFilerが管理するフォルダは、Finderでそのままフォルダとして見え、内部のファイル構造も独自フォーマットでなくオリジナルのファイルがそのまま保存されています。メタデータはこれらとは別に保存されているようです。このため仮にEagleFilerが無くなっても、内部のファイルへのアクセスは可能でファイルを取り出すことが可能です。Journlerで感じた不安は見事に解消です。
こうして取り込んだデータは、EagleFiler内でフォルダ、タグで整理でき ますし、spotlightより高速なデータ検索機能もあるのでコンテンツ内の単語で も検索可能です。とりあえず取り込んでおいて、後でこうしたメタデータを利用 して整理・活用するという使い方でしょうか。
日誌のほうは、EagleFiler上でRTFかPlainTextのファイルを作成・編集できるのでそのまま代用しようかと思いましたが、どちらかというと世にあるデータをファイルして整理するという目的のソフトなので、当面日誌の方はJournlerで管理することにしました。
ブログ記事のほうは、Emacs上でHown+Markdown-modeで書いてmarkdown形式をEagleFilerに取り込み、Eamcs上でMarkdownで変換したHTMLをBloggerに投稿するという手順になりそうです。
さて、これでC-Commandの全製品の登録ユーザーになってしまいました。
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