購入してしばらく使う機会がなかったGriffinのiTrip2だが、通勤と週末のドライブでやっと楽しむ機会を作れた。以前、使用していたFMトランスミッターの経験から、あまり期待をしてなかった、というより使えるか危ぶんでいた。
しかし、実際には予想に反してなかなかの実力で、これからはiPodとともにドライブに欠かせないものになりそう。 以前書いたように、設定は付属のCDから周波数設定のMP3ファイル群をiTunesに追加して同期すればよいだけ。
使い方も、至ってシンプル。
iPodの上部に差して、希望の周波数設定ファイルを「再生」してその周波数にFMラジオを合わせるだけ。設定ファイルの再生時間は5秒なので、ぼーっとしていると次の設定ファイルが再生されてしまう。このときばかりは気が抜けない。あとは、ひたすら音楽を楽しむだけだ。
コツがあるとすると、iPodの音量の設定。トランスミッターは出力がラジオ局ほど強くないのでついiPod側の音量を最大にしたくなるが、これをやると思いっきり音が歪んでしまう。iPodの音量を50%位に設定して、徐々にあげていき歪まない範囲で最大の音量を探すのがコツ。うちの車のステレオだとおおよそ75%くらいのボリュームが最適なようだ。
肝心の音質は、いくつか試したFMトランスミッターの中では最高。走行の振動で周波数がずれていくこともなく、一度セットしておけば安定して受信できるのはうれしい。他のトランスミッターと比べると再生されると音も高域低域ともにあまりカットされず、自然な音で聞くことができる。といっても、決してFM局のクォリティーを超えるものではない。FM局と比較すると、出力が弱いため音量も小さくホワイトノイズっぽい音やブッというノイズが乗ることがある。特に、トラックの横に並ぶと大きなノイズを拾う。しかし、先ほどのように音量を最適に設定しておけば、走行中の車の中では気になるようなレベルではない。FM局に比べるとよりアコースティックな感じがするのは何故だろう……身銭を切ったひいき目か。よい音で聞くためには、なるべく周囲にFM局がない周波数を選ぶこと。
心配したバッテリーの持ちも、iTripの装着で極端に消耗が早くなったと言うことはない。
また、問題にしていた全曲のシャッフル再生でのiTrip設定ファイル再生の問題は、結局iTrip用のプレイリストは省く設定にしたスマートプレイリストを作ってこれを利用することで解決した。
思いの外よいので、今度は運転中にちょっとiPodを確認したり操作したりするための車載キットがほしくなった。現在物色中。
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