今年は、auのW41CAからWillcomのnineに移行した。
元々は会社で支給される携帯電話がauのW21CAをベースにしたモデルだったので、「auの2台持ちはばからしい」という気持ちからWillcomに移行したのだった。が、会社の支給携帯がWillcomのPHSに戻ってしまったので、今はWillcomの2台持ちというおバカな状態。
ということで、来年は携帯をまた買い換えよう!という決意。
キャリアから考えると、まずWillcomはなかろう。
WiMaxの2.5MHzのライセンスを取得して(この件、少なからず仕事へも影響)先の展望がありそうだが、それは2年以上先の話だろう。定額ではSoftbankに、データ通信ではイー・モバイルに追いつかれて今のPHSのメリットが見えなくなっている。コマーシャルで「21時から1時まで」などとわかりにくいコピーでアドバンテージを訴えているが、数時間程度の差、しかもPHSでSoftbankとの2千円近い価格差に見合うかは考えればわかること。対抗して「500円でかけ放題!」とか新プランを出すべきだったね。
それに魅力的な端末がないことも致命的。nineは見場はよいが、同系統のデザインのINFOBARなど比べると使い勝手は雲泥の差でまったく使いづらい。Willcomは W-Zero3 Advantage(es)などに力を入れているようだが、iPhone登場以来Windows Mobileのできの悪さがさらに明確になり、もはや使う気がしない。
次にSoftbank
ホワイトプランなど魅力的なプランもあり、端末の個性などもっとも勢いを感じる。しかし、いくら今は黒字よりユーザー拡大の時期といっても危険すぎる賭に出ていないか。 まぁ、そんなことをわたしが心配する謂われはないが、やっぱりSoftbankは嫌い。
と、Docomo?
アップルの情報サイトなどでは既にiPhoneのキャリアとしてDocomoに決定したというもっぱらの噂。うーん、これが出るなら考えようかな。
順当にゆけば、auか
家族も使っていて移行する気配はない。しかも、カミさんの実家とうちの実家も含めて家族割りになっているので、変えづらいことこの上ない。
しかし、今年のauは元気がなかった。auで中心になるメーカーは東芝もいまいちだし、カシオ日立モバイルコミュニケーションズも今年はおとなしかった。W53CAなどよい機種だがやはり以前のW41CAの延長線でしかない。au Design projectはMEDIA SKIN, INFOBAR2と発信してなかなかだった。あれはあれでデザイン優先というスタンスはすばらしいと想う。
来年わたしが買い換えを行う5月あたりに魅力的な端末が出ているとよいのだが。
Appling 2ndの『リピート』 の記事を読んで、面白そうだったので買って読んでみた。 リピート posted with amazlet on 07.04.01 乾 くるみ 文藝春秋 (2004/10/23) 売り上げランキング: 194098 Amazon.co.jp で詳細を見る そもそもタイムスリップものは好きなジャンルであることと、そのタイトルと紹介されていたストーリーから大好きなケン・グリムウッドの『リプレイ』を連想したからだ。実際、作品の中でも時間を繰り返すタイムスリップを突きつけられた時主人公達はケン・グリムウッドの『リプレイ』を引き合いに出して議論を行う場面もあるので、作者がリプレイを意識しているのは確実だろう。 タイムスリップ物というSF的な文法を使いながら、うまくミステリーの要素を融合させ、ちょっぴり恋愛物のスパイスも利かせてうまい具合にまとまった作品になっている。たまたま今回は筋が読めてしまって「やっぱり」って感じもしたが、一般的には二つの要素がかみ合ってうまく最後まで読者を惹きつけるだろう。 帯には" 『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』 "などと銘打ってある。確かに楽しめる作品であるが、ちょっと言いすぎかな。『リプレイ』のオマージュと考えると、以下の点で物足りなさを感じる。 リプレイ(リピート)の期間が短い 『リプレイ』では25年だったリプレイの期間がわずか10ヶ月を遡るだけ。このことで「人生を繰り返す」といっても重みが違ってきている。しかも描かれるのはそのあるサイクルだけだ。 描写される時代 『リプレイ』では自信を失っていた80年代のアメリカから良き時代の60年代、70年代がリプレイで描かれるところが大きな魅力になっている。一方『リピート』では振幅が短いためリピート自体にそういった効果はないが、何故かそもそもの設定は91年となっていて中途半端に懐かしい。 主人公が嫌なヤツ 最初は好青年っぽいがだんだん嫌な面が描かれていく。物語は一人称で綴られているが主人公がそんな状態であるため、読み手としては感情移入がし難い。 とはいえ、結構な長編だが一日で一気に読んでしまったほど面白い。
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