今週発表された日本語入力プログラムとともに大きなリリースだったGoogleのDNSサービス。
通常はISPから設定されたDNSを使っているだろうが、わざわざGoogleのDNSに変更するメリットは、高速という点とセキュリティという。
高速かどうかテストしてみました。
テストには Google Codeにあったnamebenchというソフトで計測した。指定したDNSとOpenDNSなどオープンなDNSサービスや地域のDNSに対して、Safariの履歴から適当なトラフィックを発生させて測定してくれるソフト。
結果、日本からのアクセスということもあり、はやり日本のDNSサーバーのほうが高速なようだ。OpenDNSなどと比較すると、Google DNSは悪くはないが速度の点からはわざわざ乗り換えるメリットはなさそうだ。デフォルトのISPのDNSを使った方が速度の点から良さそうな感じ。
あとはセキュリティや安全性の観点から、大規模なサーバー運用の経験を持つGoogleのならDos攻撃やPoisoningなどに対する対策がきちんとなされていると安心感はある。しばらく試してみるかな。
Macの場合、「システム環境設定」−「ネットワーク」でDNSサーバーに 8.8.8.8 と 8.8.4.4 を設定すればよい。
Descr. | Avg (ms) | Min | Max |
My Primary DNS | 20.90 | 2.10 | 500.70 |
IIAJ 4 JP | 41.33 | 33.88 | 304.86 |
Sphere-2 JP-2 | 47.64 | 39.84 | 335.97 |
NTT/Vectant JP-2 | 51.23 | 40.13 | 337.50 |
Em-Net JP | 51.56 | 40.18 | 356.82 |
NTT-2 US | 58.00 | 41.27 | 861.81 |
Spehere JP | 63.25 | 42.16 | 438.54 |
Google Public DNS | 86.93 | 74.51 | 276.87 |
UltraDNS | 119.35 | 97.59 | 529.77 |
OpenDNS | 157.96 | 124.97 | 1040.75 |
Google Public DNS-2 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
NTT US | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
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