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宗教?占い?霊媒?

黒骨さんのところの記事が面白かったので、ちょっとだけ考察。

自分のことしか考えないお前の為に 大勢の佛教徒が 自分の命を捨てて この教えを届けてくれたんだ! 加持祈祷や占いってのは その人たちと佛教を冒涜してる行為だ!!

宗教、占い、霊媒……
どれが、人生の問題解決に対してどれが優れた方法なのだろうか?


人生の問題解決に宗教、霊媒、占い、どれが優れているか?

一般的には宗教は教義でもって人が救われると主張しているのだと思う。つまり、その教義を受け入れることによって、その人の人生の問題は解決できるということになる。黒骨さんの言葉では、佛教では転生している生を自覚すればそんな問題で思い悩むこと自体がむなしいと思えるようになる(のかな?)。
霊媒師は自身の特殊な能力によって人を救えると称する人。だから、彼らはその力の秘訣を信憑性を増す程度には開示するけれど、それを教え広めたりはしない。その能力で自身が人を救うことが目的だから。
占いというのは「霊媒」と違って「占い」というメソドロジーを用いて人の問題についての解決への道を示す職種だ。これはメソドロジーだから習得すれば、基本的には誰でも人を救うことができる。

物事、最後は「信じる」という一点掛かっているとは言っても、世の中の多くのことはかなり深いレベルまで論理的、科学的に説明でき納得できる。だが、この3つの方法での人を救えるそれぞれのミソ(教義、能力、メソッド)の正しさは、かなり浅いところで「信じる」ということによらなければならない。特に、佛教などは解決を放っておいて、「そもそも現世ってのは苦なんだよ」と言われてしまうと、もう最初から来世とか、輪廻転生とかその教義を信じるか信じないかの問題になってしまう。

私の感じ方で言うと、これらの方法はそのどれもが正しさをうまくデモンストレーションできいるとは言い難い。従って、個人的な意見を言えば、どれが問題解決に効果的かを「納得できるか」という点においてどれも五十歩百歩だと思う。これはそれぞれの方法が正しいとか間違っているとか言っているのではない。こういう納得の仕方をする人間から見れば、それぞれの優劣を比較すること自体ができるレベルにないと感じる。一般的に言っても、早い段階で論理的な説明がつかず「信じる」ということに拠るこれらの優劣、真偽の議論は、いずれにしても水掛け論になろうし意味がなかろうと思う。まして、占い師については明らかに職業な訳だから真偽を語るようなものではない。

ただ私の場合は、納得はできないが否定しているわけでなく、宗教や霊媒、占いとそれなりのレベルでお付き合いして楽しませてもらったりしている。

加持祈祷について

佛教というものが宗教ならば……というのは私はそれほど佛教というものを知らない……宗教ならば人が教えに帰依することがすなわち救いだ。そうであるならば、極論すると何はともあれその教えを広めることがよいことなのだ。ともかく教えが広まれば多くの人が救えるのだから、これ以上のプライオリティはあるまい。

それならば、加持祈祷をしようが、お経を読もうが、占いをしようが、果ては立川流真言のように髑髏を祭り交わりを秘法として実践しようが、その教えを広める目的である限り宗教においては「あり」だと思う。法華経から出たもので「嘘も方便」という言葉があるくらいだし。

ただ、それが教えを広めるというところを外して、加持祈祷や占いが布教の一環ではないサイドビジネスになった途端いかん!と思う。残念ながら最近の寺社などで行われるこういった行いは、どちらかというとサイドビジネスの香りのほうが強い。そういった点では黒骨さんの主張には共感できる。

まぁ、これだけじゃなくレガシーな宗教はどれも布教というエネルギーを失ってしまったかに見える。すでに大勢の信者を抱えるということもあるかもしれないが、純粋に宗教ならば、その教義を信じることが救いになると信じるならばもう少し布教に努めるべきだと思う。逆に新興の宗教の方がこの点に関してはピュアだね。

また、意味がわからない記事を書いてしまった…… 頭の体操だからね。

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