なんとなく昔やっていた実写版『キカイダー』を思い出した。
悪のアンドロイドたちに光明寺ミツコらが追いつめられるシーンで必ずどこからジローの弾くギターの音色が聞こえてくる。「なんだ、あの音は! どこから……」と慌てふためく悪の軍団。音を追って上を見上げると、はるか高見から赤いギターをつま弾く次郎。
なにもかも皆懐かしい。
って、ことであのテーマソングを。ブリティッシュロック風な音で。
原作では、あのギターには光明寺博士が良心回路の完全な設計図を隠したことになっていた。そんな大事なものを敵の前で弾いてちゃダメでしょう。しかも、エンディングの曲を聴いていると「ギターのパンチで〜」! 壊れたらどうするんだ!ま、実際原作ではハカイダー四人衆にギターごと設計図を燃やされて良心回路が完璧になることはなかったんだが……
思い起こせば初めてギターに興味を持ったのは、あの赤いギターを颯爽と弾くジローの姿を『キカイダー』で見たときだったな。もちろん、革手袋をしたままギターを弾くのはいかがなものかとは当時も思ったが。
『スターシップ・トゥルーパーズ』を見る。 1997年の作品で15年近く昔の映画だからか? いや、制作にかかわってるフィル・ティペットが関わった『ジェラシック・パーク』は1993年のはずだ。原作がヘボなのか? いや、原作はハイラインの『宇宙の戦士』のはずだ、あれは昔、俺も読んだぞ…… なんだろう? このやるせなさは。 CGもそんなに古さを感じさせないし、ストーリーもまぁ設定がベタなところはあるが構想はでかい。うーん 問題なのは脚本と演出と演技か。見てる印象は、アホで安直なアメリカンな80年代以前の古くさいSF映画だ。それがもしかしたら狙った演出なのかと思う節もあるが、狙いも分からん。質のいい大阪漫才を観たあとで、くそ下手なボケにラフトラック無理矢理入れたシットコムを見せられた気分だ。 たとえば、こんな具合…… 宇宙戦艦に巨大アステロイドが急接近。未来の宇宙戦艦がそんな急接近されるまで気付かず、パイロットが目視で発見というところは許そう。今にも衝突しそうで警報がバンバン鳴っている中、回避操作に取り掛かったヒロインのセリフが「緊急回避、3、2、1、ゴー!」…… 数えてないで、早くハンドル切ってよ。 揚げ句の艦橋上部がへし折れて宇宙の大海原で通信機能が失われおそらく何名か亡くなっているのに、館長のセリフが「助かったわ、パイロットのおかげよ、ナイスジョブ」…… いや、あの3秒がなければ無傷だったと思うよ、戦艦も。 このヒロインは常にこんな調子。 戦艦が爆発しかけて脱出ボートも次々の火に巻き込まれていくなか、脱出ボートに乗り込んで礼儀正しくヘルメットして「用意はいい、いくわよ」、「ガァーーーーーーーーーーーーーーー(キャノピーを閉める音)」「発射!」…… 早く逃げろよ、イライラする。 まぁ、こういう楽しみ方をするならお勧めです。 敵が「虫」なのだが、地上から攻撃出来る対宇宙戦艦の屁をこく虫がいるとか、相手が虫なのに死んでもいない主人公を死んだことにして諜報戦でもやってるつもりの歩兵隊とか…… スターシップ・トゥルーパーズ [DVD] posted with ama...
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