レガシィにはecoモードというスイッチがある。 どうもスイッチをオンにすると、何らかの燃費を重視した走りとなるのかと期待してしまうし、マニュアルにもそういうことが書いてある。しかし、具体的にはどういう制御が行われているのかよくわからない。たとえば、うちの愛車はマニュアル車なので、シフトとエンジン回転については全くわたしの制御下にある。この状態で何を燃費のために制御してくれているのかよくわからない。ecoモードのときはecoランプが点灯するように走行しろとマニュアルにあるのだが、単純に2,500回転以下のとき点灯しているだけのように見える。 わからないのも気持ち悪いので、富士重工業に問い合わせた。 以下がその回答: ご質問に関しまして、取り扱い説明書にもご説明しておりますが、通常の走行ではノーマルモードのご使用を推奨致します。エコモードは回りの走行環境で、10・15モードの走行条件で走行できる場合にエンジンの制御を行なってますが、アクセルの踏み方も微妙な為、夜間等で回りに車が無い状態で自分のペースで走行出来る場合以外は、現在の道路事情では差が殆どわからなく、燃費の差も出ないと考えられます。 エンジンの制御内容に付きましては公表しておりません。 どうぞご理解の程よろしくお願い申し上げます。 なるほど。 具体的に何が起こるかは教えられない、でもほとんど効果なんかないからねってことらしい。これで、このスイッチの存在が忘れられるのですっきりした。 って、そんなスイッチ、市販車につけんじゃねー。 もしかして、カタログの10・15モード対策かと勘ぐりたくなる。このコストも払わされた訳か。 それにしても、見事な開き直りの回答でした。
おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざなれば……