レガシィのドアミラーには、ウィンカーランプが仕込んである。
最初にこれをやったメルセデスベンツを真似たものだがそのまま真似る訳にはいかないので、メルセデスのものはランプがドアミラーの中心部を横切るように設置されているのに対しレガシィのものはミラーの下部がそのままランプとなっている。一見大した違いではないようだが、レガシィのようなデザインは工業的に非常に難しく高度な技術が必要らしい。
この部品を請け負った当初協力部品メーカーはほとんどが尻込みという。このとき中心となっていた大嶋電機製作所が発した台詞が「日本のものづくりを10年遅らせる気ですか?」
そうして、協力メーカーとともに急な要求にもかかわらず、このドアミラーを現行モデルのレガシィに組み込んだという。
いや、すばらしい。この心意気が物作りにたずさわる者は心得ていたい。
「日本のものづくりを10年遅らせる気ですか」---ある中小メーカーが採った新技術の開拓法 - 日経ものづくり - Tech-On!
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