レガシィブログの編集部からのお題「あなたとレガシィの出会い」による記事。
わたしの場合、そもそものスバルに対する刷り込みは子供時代に父親がスバル360に乗っていたことによる。1976年に自宅近くの交差点でカローラに横っ腹につっこまれ横転して廃車するまで、たぶん15年近く愛用していたのではないだろうか。よく考えると、すごい錆で塗装を残してボディに穴が開いてしまったり、冬になるとエンジンが掛からないため車を押す係をやらされたり、エアコンはない暖房もなかなか効かない……、子供のながらに「もう買い換えようよ」と常に思っていた。
それでも父親が「このスバルはその昔零戦を作っていた……」とか「この車の構造はモノコックでな……」とかそのすばらしさをすり込まれたものだ。
大人になって、スペシャリティーカー世代のわたしは家族を持つようになっても大人しいセダンでは満足できず、3世代のレガシィでB4ブランドが立ち上げられた頃から「アルテッツァとどっちがいいかなぁ」なんて眺めていたもんだ。いざ、買い換えとなって2.0R、GT、3.0Rと試乗させてもらった。2.0Rに乗った最初のコーナーで「あぁ、水平対向で低重心ってこういうことなんだ」とすっかり虜に。GTのちょっと暴力的なターボな加速に驚き、3.0Rの静かながら力強いエンジンに感心した。しかし、このとき結局決めきれず。
そして、3.0Rで6MTのspec.Bが発表されたとき、もうこれしかない! と半年後に購入。
この週末で丁度一年! 1万8千キロほど走ったが、まったく飽きがこない。
親父が乗っていたぼろぼろのスバル360に比べるとずいぶんと立派な車になった。が、今度はわたしが自分の息子に愛車を自慢している内容はそれほど進歩していない。
「これは水平対向エンジンっていって、そもそも昔は零戦を……」
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