『alexandra's MAGIC GARDEN』 クロマチック・ハーモニカの名手 Claude Gardenの1993年作品。
最近クロマチック・ハーモニカを最近聴き出している。
ハーモニカという楽器は音が割と単調になりやすい。名手ともなるとそこにビブラートやベンドなどのテクニックをいれてくるが、やっぱりアルバムなどですべてに同じようにテクニックが使われているので単調に感じて眠たくなってしまう。そんな中で若い頃この人たちはすごいと思えたのが、TootsとGarden。Toosは、テクニックとImprovisationの妙でJazz Manとして素晴らしさ、Gardenのほうは超技巧派という印象。もっとも、それはGardenの『熊蜂の飛行』をLPか何かで聞いていたためかもしれない。
調べていたら、Claude Gardenは一昨年に亡くなっていた。いろいろと調べてみると、彼のクレジットで日本で購入できる彼の音楽は非常に限られている。このアルバムのタイトルだけ覚えていたので探してみたが見つからない。海外のサイトも漁ったが、eBayで$70くらいで出ていたのを見つけたくらい。そうすると余計に欲しくなる。ついに日本のハーモニカ奏者の方で譲ってくださる方が見つかって、新品を安価に譲っていただけた。
音楽的にはフランス的なセンチな香りがして苦手な部分もあるが、さすがにアジア風やタンゴ、ジャズなど音楽の幅も広く、演奏のテクニックもやっぱり素晴らしい。一曲クジラの鳴き声をモチーフにしてハーモニカでなぞっているようなところがあり、なかなか面白い。
これでやっとすっきりした……
BGM:
Misty Morning from the album “alexandra's MAGIC GARDEN” by Claude Garden
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