スバル体験教室に参加してきた。今年で33回(つまり33年)になるそうだ。
スバルの生産拠点のある群馬県の太田まで行って、工場内やテストコースなどを見学できる夏休みのイベントだ。
太田駅に朝集合するとバスでそのまま本工場に連れていかれ、キレイな広報のおねえさんにいろいろとガイドされて本工場内にあるテストコースの見学。最初はバスでコース内を2周。コース内にはスバルだけでなく、マツダやレクサス、VW、BMWまで並んでいる。
バスで長波路や石畳の道などを体験した後、今度はインプレッサSTIでコースの高速走行を体験させてくれる。高速といっても140Km程度だが、狭くバンクのついたオーバルコースなので普通では味わえないGを感じることができる。
その後、スバル360、R1e、ワークス・インプレッサの模擬走行を見せてくれる。特にインプレッサは昨年新井選手が使用したマシンで、タイヤの悲鳴と轟かせながらドリフト、特に最後の猛烈に白煙を上げながらの独楽まわりは、ものすごく盛り上がっていた。
その後、工場内を見学させてもらってビジターセンターを一通り見て、また駅まで送ってもらい帰ってきた。
充実の一日でした。
Appling 2ndの『リピート』 の記事を読んで、面白そうだったので買って読んでみた。 リピート posted with amazlet on 07.04.01 乾 くるみ 文藝春秋 (2004/10/23) 売り上げランキング: 194098 Amazon.co.jp で詳細を見る そもそもタイムスリップものは好きなジャンルであることと、そのタイトルと紹介されていたストーリーから大好きなケン・グリムウッドの『リプレイ』を連想したからだ。実際、作品の中でも時間を繰り返すタイムスリップを突きつけられた時主人公達はケン・グリムウッドの『リプレイ』を引き合いに出して議論を行う場面もあるので、作者がリプレイを意識しているのは確実だろう。 タイムスリップ物というSF的な文法を使いながら、うまくミステリーの要素を融合させ、ちょっぴり恋愛物のスパイスも利かせてうまい具合にまとまった作品になっている。たまたま今回は筋が読めてしまって「やっぱり」って感じもしたが、一般的には二つの要素がかみ合ってうまく最後まで読者を惹きつけるだろう。 帯には" 『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』 "などと銘打ってある。確かに楽しめる作品であるが、ちょっと言いすぎかな。『リプレイ』のオマージュと考えると、以下の点で物足りなさを感じる。 リプレイ(リピート)の期間が短い 『リプレイ』では25年だったリプレイの期間がわずか10ヶ月を遡るだけ。このことで「人生を繰り返す」といっても重みが違ってきている。しかも描かれるのはそのあるサイクルだけだ。 描写される時代 『リプレイ』では自信を失っていた80年代のアメリカから良き時代の60年代、70年代がリプレイで描かれるところが大きな魅力になっている。一方『リピート』では振幅が短いためリピート自体にそういった効果はないが、何故かそもそもの設定は91年となっていて中途半端に懐かしい。 主人公が嫌なヤツ 最初は好青年っぽいがだんだん嫌な面が描かれていく。物語は一人称で綴られているが主人公がそんな状態であるため、読み手としては感情移入がし難い。 とはいえ、結構な長編だが一日で一気に読んでしまったほど面白い。
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