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ガムの恐怖

読んでいた雑誌にロッテのグリーンガムの話が掲載されていた。
最近はキシリトール入りガムの方が主流だが、ちょっと前まではガムといえばロッテのグリーンガムとクールミント。昭和32年からの超ロングセラーで、「デートのお供にグリーンガム」だ。この紹介記事の中で「天然チクルのロッテガム」というくだりがあった。

天然チクルとはユカタン半島に群生するサポディラという木の樹液を原料とするもので、マヤ文明を築いた当時の住民たちが煮込んで固めたものをかむ習慣を持っていたというガムの原型となったもの。19世紀にメキシコのサンタ・アナ将軍という人がこれを商品にしてガムに発展してきた。

そんな豆知識はどうでもいいが、ではその他のメーカーのガムってどうなっているだ?という疑問。
他のメーカーのガムは、戦後天然チクルが入手できなかったこともあり酢酸ビニルという樹脂を中心に作られていた。それってビニールじゃないの? !

酢酸ビニル

調べたところ、正式には酢酸ビニルモノマー。別称、酢酸ビニルやビニルアセテートという。分子式C4H6O2。
用途としては、チューインガムの他にアイメイク化粧品や木工用ボンドなどに使われる……木工用ボンド!!!!! ある調査によると、高濃度では粘膜や皮膚を刺激し皮膚脱脂や麻酔作業があるという。またこの物質は加水分解され、酢酸とアセトアルデヒトに分解される……アセトアルデヒト! 発ガン性物質ではないか。 ということで

ガムとの付き合い

酢酸ビニルの他に最近はプラスチック系樹脂などもガムのベースとして使われることがあるらしい。一般的には食品としての安全性には問題ないと言われているが、木工用ボンドやプラスチックを口に含んで噛むと考えると心穏やかではいられない。

これからは、天然チクルだけを原料とするロッテなどのガムだけにしよう。

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