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The Beatles: The Captial Albums Vol.1

夜中目が覚めたので、昨年11月に購入してから忙しくてあまり聞き込んでいなかったThe Capitol Albums, Vol. 1を引っ張り出して聞いてみる。

The Capitol Albums, Vol. 160年代アメリカで発売されたキャピトル盤のBeatlesの4つアルバム“Meet the Beatles” , “The Beatles Second Album” , “Something New” , “Beatles 65”のセットだ。80年代後半からは廃盤となり手に入れることができなかったようだから、今回のCDはマニアにはうれしい企画だろう。

久しぶりに聞いたこれらのアメリカ版は、なぜかこういう音楽を聴き始めた子供の頃を思い出して妙な感慨を覚えてしまった。


英国版と違う編集がされているということで「オリジナルのアルバムではない」という先入観や本人たちが「意図に反した編集をされた」「編集できないように“Sgt.Pepper”アルバムを作った」みたいなコメントをしているのを聞いて、なんとなくいままで敬遠していた。廃盤になったのも、そういった感覚の人が多かったせいだろう。

でも、思い起こせばBeatlesを聞き始めた頃、英国版だ米国版だなんてことは知しらなかったガキの頃、初めて買ったアルバムは“Beatles ’65”だった……と思う(笑)。 今回聞いてみて思い出したがそういえば“Meet The Beatles”だったり“Something New”も絶対に10代の頃聞いている。エアチェックしたり友達とダビングしあったりしていたから。
こうして聞いてみると曲の並びも「あぁ、次の曲は英国版と違ってこれだったな」と懐かしく感じるものもある。単純に曲を楽しめたガキだった当時を思い出してよいもんだ……と気がついたら理屈抜きに思えるようになっている。

アルバムは、ステレオと発売当時のモノラルバージョンが収録されているが、どちらかという発売当時のモノラルを知っているほど歳ではないので、ステレオ盤のほうが懐かしくモノラルは新鮮に感じる。この辺は年代のよって違うでしょうが、マニア心をくすぐりお宝度満点。BOXの中のCDはプラケースではなく、紙製のジャケットだ。個人的にはこういったシンプルなパッケージの方で十分と思うし、今回は当時のLP盤をそのまま小さくしたような感じでよい感じ。これに50ページほどのブックレットがついている。

Vol.1 ということはこの後にも続くのだろうか。独自の編集をしたキャピトル盤がどの年代まであるかわからないけど楽しみだ。

さて、日本で購入する場合は「Beatles '64 Box」というセットで販売されているが、間違っても購入しないよう。輸入盤を買いましょう(この記事のリンクは全部輸入盤にリンクしている)。こういった企画は単にアルバムを出すのとは違って、企画した人間も購入するユーザーも多かれ少なかれ当時の貴重な音源やアルバムの再現にその歴史的な意義を感じているはず。それをなんで、東芝EMIは音質の劣化が避けられないCCCDで発売するのかね。

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