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意志を持って買わないということ

先日、コーヒー豆を買ったという記事でフェアトレードについて書いた。

これは、製品を選択して買うということ。
これと同時に、特定製品を買わないということも同時にわたしたちの意思表示としては必要かなと思う。

たとえば、米ソニーBMG・ミュージックエンタテイメントが起こしているルートキットの問題。
これはXCPというコピー防止ソフトに使われている技術だが、一連の記事やBlogを読む限り以下のような問題がありそうだ。

  • ユーザーがこのソフトを無効化できないようにOSの一部を書き換える。これにより特定のファイルがユーザーやプログラムからは不可視となる
  • これで、ユーザーはこのコピー防止ソフトを無効化だけでなく除去できない
  • この技術は悪意あるコードが自らを不可視として侵入するセキュリティーホールとなる可能性ある
  • BMGのWebサイトにアクセスした際、CDの再生回数やユーザーのIPアドレスなどの情報をBMGに送信しているらしい。
  • このような内容が、購入者が理解できる形でパッケージには記述されていない

ここで使われている技術は「ルートキット」と呼ばれ、スパイウェアなどに利用される技術でOSの内部に侵入してシステムレベルでの操作に割り込んで制限をかける……控えめに言っても真っ当な技術とは思えない。

なーんて状況であちらでは不買運動が広がっているらしい。

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