今日ライブドアの送金メール疑惑について、問題を国会で取り上げた永田議員が謝罪をしていた。
結局、堀江容疑者が武部幹事長の次男に送金したというメールの内容を立証できず、件のメールは偽物だったということだろう。
では、なぜ永田議員は件のメールを本物であると信じたか?
本人がその理由の一つにあげたのが、プリントアウトされたそのメールがワードプロセッサーなどでタイプしたものではなく本物のメールに見えたということ。
素晴らしい!
わたしはテキストエディタだろうがワードプロセッサーだろうが、幾多のサーバーを経由して送られてきた本物のメールのようにヘッダーも含めてフェイクを手でタイプする自信がある。裏を返せば、メールを見てもそれがワードプロセッサーで打ったものか本物のメールかなんて見分ける自信はまったくない。まして、EudoraなどのMUAから適当にヘッダーが端折られて印刷されたプリントアウトなんか見せられてもまったくわからない。それをこの永田議員は見分けてしまったのだ。さらにあの緊張した記者会見の場で「ワードプロセッサー」や「電磁的」なんてすてきな情緒あふれる古語も使いこなしてしまう。「電磁的」なんてわたしの辞書には多分ない、「電子的」とか言ってしまうだろう。
国会議員のITリテラシーも大したものだ。
こんなレベルのリテラシーしか持ち合わせないなら、「メール」の真偽なんかを間違っても口にしてはいかんよ、素人めっ!
また、夜ニュースステーションを見ていたら古舘伊知郎と解説者が「『電磁的』ってどういうことですかね? フロッピーでとかそういうことですかね?」 素晴らしい! 「フロッピー」なんてものを見たのは多分前世紀だ。確かに「電磁的」なんだから、こういったメディアを思い浮かべるのは正しいことなんだろう。
この人たちは、いつの時代を生きてるのだろう……
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