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デジカメとしてのW-ZERO3

W-ZERO3には130万画素のデジカメ機能がついています。

サンプルをいくつかアップロードしてあります。
今時の携帯のデジカメと比較しても若干見劣りするスペックです。CCDでなくCMOSを使っているため、ノイズやひずみも出やすく画質もそれほどよいというわけではありません。オートフォーカス機能はなくいわゆるパンフォーカスです。マクロもなく、焦点距離が1.2m以上なので近くのものを撮ることができないため、こういったカメラとしては大きな弱点です。

撮影には専用のソフトを起動してからカメラモードに入って、本体横のシャッターを押すことで静止画を撮ることができます。携帯電話と比べると、本体操作だけで駄目でソフトを起動などスタイラスを使った操作が入ってしまうのはスナップを撮る気を大きく削いでしまう手順です。この専用ソフトの動作は非常に緩慢です。シャッター音がしますが、動作に一呼吸あり実際にどの瞬間で撮影されたか把握しづらく撮影した画像が表示されるまでさらに待たされる時間があります。結果的に写真がぶれたり瞬間の画像が撮れなかったりして非常にストレスが溜まります。

また、シャッターボタンの位置からW-ZERO3を横に構えて写真を撮ることが普通だと思います。結果として、静止画は左方向に90度回転した画像となります。この当たりはもう少し考えてもよかったんじゃないかと思います。毎回W-ZERO3で撮った写真は逆方向に回転させる編集が必要となってしまいます。

Moblog用と割り切っているので画質については期待していませんでしたが、想像力が欠如しているとしか思えないデザインの操作性と動作の緩慢さを考える通常の携帯のデジカメ機能のほうが数倍よいのではないかと思います。

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