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FreeHand

なんとなくグラフィック関連ソフトの記事を漁っていたら、以下の記事を見つけた。

After a long and storied career, Adobe (neé Altsys, Aldus, and Macromedia) FreeHand has reached the end of its development road. The application has not been revised since Macromedia released MX nearly four years ago, after which the company removed FreeHand from the Studio product line.

かなり以前の記事だが見逃していたようだ。
そうか、いつかはそうなると思っていたがFreeHandがついのそのライフサイクルを終えてしまうのか。 FreeHandといえば、Altsysによって販売されたドローイングソフトで、Illustratorとはずっとライバルだったソフト。日本でのシェアはあまり高くないが、米国ではそこそこシェアがあったと思う。可愛そうなソフトで、当初Altsysにより開発されたが、その後PageMakerのドロー機能を欲していたAldusに買収され、そのAldusが1994年のAdobeに買収されたことからIllustratorと並ぶことになった。当時はAdobeは独禁法の関係から、FreeHandはAltsysに戻された。その後、AltsysがMacromedia買収され、そのMacromediaがAdobeに買収されたことで再びAdobeの元へ。 Illustratorのプロダクトの位置づけから、どう逆立ちしてもFreeHandの生き残る余地はなさそうに見えたけれど、一年以上放置されやっと息の根を止めてもらったという感じだろう。 Illustratorはかなり以前のバージョンを知り合いのMacで多少触ったくらいだが、明らかにFreeHandのほうが洗練されていたし、機能的にも充実していたように思う。まぁ、最近のIllustratorは一つ前のバージョンからド派手な描画効果が追加され表現力自体は凄いことになってきているが。 わたしが手にしたドローイングソフトは次々と消えていく。
安価なG.CREWは会社自体がソフト開発をやめてしまったし、ExpressionはMicrosoftに買収され仮死状態、FreeHandもこの有り様…… と悔やんでいたら、AdobeがMacromediaを買収したことでFreeHandから今回のILLUSTRATOR CS3へのアップグレードパスが用意されているようではないか! ちょっと思案中……
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