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ポメラに必要なのは新しい名称と新しいイメージだ

キングジムは10月21日、テキストの文字入力に特化したデジタルメモ「ポメラ(pomera)」を11月10日より発売すると発表した。

キングジムから発売された入力ディバイスだ。

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簡単にいうと、フルキーボードを備えた単体で使用できるモバイルテキスト編集ツールか。
キーボードはパンタグラフ式で、ピッチは17mm。ATOKと搭載していてVGAのTFT液晶を備えている。文庫本サイズで持ち歩きにも困らないだろう。単4電池2本で20時間稼働し、2秒で起動するという。

激しく魅力的に思える。
ちょっとした打ち合わせでPCを起動してエディタなどでメモを取ることはよくあるが、起動時間がまどろこしいし仰々しくPCを出した途端相手に警戒されることもある。この程度のディバイスならば、気軽に取り出して使えるだろう。

が、3万円弱という価格と、使い方が明確でないのは問題だ。

ハード面ではまぁこんなものだろうが、もう少し使い方の面で新しい提案が欲しい。現状では単なるPCの代替だ。効率は落ちるだろうがモバイルのテキスト入力というと携帯やスマートフォンがある。これらと比較して単に降るキーボードですよってだけでなく、テキスト入力に特化した機能を持ち積極的に日常にテキスト入力というスタイルをどう新たに取り込んで行く提案が必要だ。これがなければ、新たに3万も投資してガジェットを増やそうと考えるユーザーはいないだろう。

もう一つ問題はネーミング。
「ポメラ」?
現状ではモバイル&キーボードオタクなどニッチなユーザーが中心となりそうな気がするが、これらの人たちに「ポメラ」ってネーミングはキツいのではないだろうか?

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