『産經新聞』というアプリケーションが App Storeに掲載された。
産經新聞の紙面そのものをそのままiPhoneにダウンロードしてきて参照することができる。紙面の情報は毎朝5時に用意されるそうで、アプリを起動すると自動的にダウンロードを始める。
紙面そのものが表示されるが、さすがにそのままでは判読できないので拡大縮小を行いスクロールさせながら読むことになる。
産経デジタルが開発したそうだが、有償である新聞のコンテンツそのものを無償のアプリを通して無償で配布するというのは新聞社としてはなかなかの英断ではないかと思う。一部の広告は削除されたりしているようだが、本当に紙面をそのまんまが毎朝無料でダウンロードできるのだ。もう新聞なんて買わなくてもいい……なんて思いもよぎる。
ただ、紙面そのままってところがマイナス面もある。ITMediaのアプリのようにiPhoneという媒体に特化してコンテンツが練られている訳ではないため、iPhoneのインターフェイスに紙という媒体に最適化されたコンテンツが載るのだから無理がある。新聞の紙面というはiPhoneのスクリーンからすると結構広大で、しかも毎日レイアウトが変わる。そこを、ズームイン/アウト、タップ、スクロールという操作を行いながら読むというのは、結構辛い。結局、一面を眺める程度であればよいが、各ページを読む気にはとても慣れない。
ということで、読者は産經新聞のコンテンツに興味を持ち、「やっぱ紙じゃないと」って購入に走る……って読みかな?
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