スキップしてメイン コンテンツに移動

Expression 3がMicrosoft製に

あまり最近追っていなかったExpressionだが、久しぶりにユーザーサイトを覗いてみたら……、ギョエーっ! なんとExpressionの開発元であるCreature HouseがなんとMicrosoftに身売りしていたのね。 すでに、Creature HouseのWebサイトもアクセスするとMicrosoftのExpressionのサイトに転送されてしまう。 どうなっているの?
と思って調べてみると、4月前後に買収されてしまったようだ。これに伴って日本でExpressionを販売していたP&Aでも6月以降取り扱いを終了したようだ。
■Expressionユーザー様、および商品のご購入を検討されているお客様への重要なお知らせ  弊社が取り扱っている、Expression 3JおよびExpression 3J Pureの開発元であるCreature House Ltd.との販売契約が2004年6月30日をもって終了となります。  今後の製品の取り扱いについて協議をしておりますが、現状では今後のバージョンアップやサポートについて決定がなされていないとのことです。
現時点でその後のアナウンスがなされていないようなので、まだ日本での扱いは決定していないのだろう。 ただし、英語版については、MicrosoftのExpressionのページでCreature Houseが扱っていた最終バージョン3.3(ただし英語版)がダウンロードできる。しかも、いままで正規ユーザーであったかどうかに関わらず誰でもフリー。正規ユーザーとしては複雑である。 今まで日本語版の正規ユーザーで現在すでに使っている方はあえてこのフリーの英語版に乗り換える必要はないと思うが、Expressionを使ったことがない方は是非試してみるべきだ。いままで2万程度していたソフトが、体験版でなく無期限でフル機能が使えるのだ。イラストレータにも最近同様な機能が取り込まれたようだが、使ってみればドロー系のグラフィックソフトに対する印象を覆してくれるだろう。 ダウンロードするためには、.netのアカウントを持つ必要があるようだ。余談だが、Macな方は、アカウント登録のためのRegistrationのボタンが効かなかった(少なくとも私のSafariでは)ので、右の隅にリンクがあるのでそちらからアカウントを登録するとよい。また、私が利用しているFastmail.fmというメールサービスでは/netのアカウント登録のお知らせがスパムメールと判定された。プロバイダがアンチスパムのサービスを行っているところは気をつけた方がよい。 また、本体とともにMac版はアップデータも用意されているが、私の環境ではこのアップデータを当てるとExpressionが起動しなくなったので、注意が必要だ。 あぁ、このソフトは何度も開発元が変わったり日本の代理店が変わったりして憂き目をみているが、今度の買収はどうでるだろうか。大好きなソフトだけに行く末を案じてしまう。VisioやMS-Officeの一コンポーネントになってしまうのだろうか。

コメント

このブログの人気の投稿

リピート

Appling 2ndの『リピート』 の記事を読んで、面白そうだったので買って読んでみた。 リピート posted with amazlet on 07.04.01 乾 くるみ 文藝春秋 (2004/10/23) 売り上げランキング: 194098 Amazon.co.jp で詳細を見る そもそもタイムスリップものは好きなジャンルであることと、そのタイトルと紹介されていたストーリーから大好きなケン・グリムウッドの『リプレイ』を連想したからだ。実際、作品の中でも時間を繰り返すタイムスリップを突きつけられた時主人公達はケン・グリムウッドの『リプレイ』を引き合いに出して議論を行う場面もあるので、作者がリプレイを意識しているのは確実だろう。 タイムスリップ物というSF的な文法を使いながら、うまくミステリーの要素を融合させ、ちょっぴり恋愛物のスパイスも利かせてうまい具合にまとまった作品になっている。たまたま今回は筋が読めてしまって「やっぱり」って感じもしたが、一般的には二つの要素がかみ合ってうまく最後まで読者を惹きつけるだろう。 帯には" 『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』 "などと銘打ってある。確かに楽しめる作品であるが、ちょっと言いすぎかな。『リプレイ』のオマージュと考えると、以下の点で物足りなさを感じる。 リプレイ(リピート)の期間が短い 『リプレイ』では25年だったリプレイの期間がわずか10ヶ月を遡るだけ。このことで「人生を繰り返す」といっても重みが違ってきている。しかも描かれるのはそのあるサイクルだけだ。 描写される時代 『リプレイ』では自信を失っていた80年代のアメリカから良き時代の60年代、70年代がリプレイで描かれるところが大きな魅力になっている。一方『リピート』では振幅が短いためリピート自体にそういった効果はないが、何故かそもそもの設定は91年となっていて中途半端に懐かしい。 主人公が嫌なヤツ 最初は好青年っぽいがだんだん嫌な面が描かれていく。物語は一人称で綴られているが主人公がそんな状態であるため、読み手としては感情移入がし難い。 とはいえ、結構な長編だが一日で一気に読んでしまったほど面白い。

Jing Project

appling with wordpress で知ったスクリーン・キャプチャのユーティリティ。 Jing Project - スクリーンキャストを共有 via appling with wordpress : これまでスクリーンキャストを撮るには Snapz Pro X を使っていましたが、この Jing に変えてもいいかなぁと思える程よくできてます。しかも無料で使えるのがとてもうれしい。もちろん、スクリーンキャプチャもできますよ。その場で、マーカーや矢印、テキストを加えて編集できるところも便利ですよね。あとはアップロード先を決めてボタンを押すだけの手軽さ。 「スクリーンキャスト」という言葉が使われているが、いわゆる「スクリーンキャプチャ」のこと。気持ちは Jing のサイトにガイドの動画があるので見てみるとよい。なかなか面白い。 TechSmith はWindowsのスクリーンキャプチャとしては歴史あるSnapItの開発元である。 Jing は彼等が開発している新しいスクリーンキャプチャのプロジェクト。SnapItと競合しているようだが、あちらは有価で販売されている製品で編集機能も豊富だったりサポートされる動画形式が違ったりと違いがある。 キャプチャした様子は以下のような感じ。 Uploaded with plasq 's Skitch ! 動作としては、ほとんど Skitch と同等。静止画のキャプチャとして見ると、編集機能の豊富さ、アップロードサイト設定の柔軟さ、スクリーンカムも使用可能など Skitch の方が優れている点が多い。画像公開のためのSkitchの Skitch.com のような専用のWebサイト Screencast.com が用意されているのも同様だ。 Skitch はアップロード後、連携するWebサイトをブラウザで開いてくれるが、 Jing のほうはアップロード後アップロードしたサイトを開かずクリップボードにコードを貼り付けてくれる。1ステップ省けるという訳。 Skitch.com はこのサイト上での管理はあまり考えられていないようで、 Skitch なしではアップロードもできないしサイト上はフォルダもなく画像の一覧がなされるだけ。今のところベータ版のようで無料だが将来の不明。 Screencast.com は 有料...

iTunes 7の感想

iTunes 7が発表されていたので早速使ってみる。 今回はインターフェイスがかなり変わって戸惑う。 今回はアートワークを中心にiPhotoのロールのような見せ方やアートワークが立体的に並んだような見せ方が追加された。見栄えはいいがうれしい? 唯一アートワークを自動的にダウンロードできる機能は便利だ(ただし、なぜかビートルズ関連のアートワークはどれも落とせない)。 一番問題なのは、Volume Logicが使えない! Pluginとして認識はしているようだが、iTunesで音を鳴らしてもVolume Logic側のメーターは反応しない。これは困った。