今週第三代目となるロードスターが発表された。
今日オフィスに行ったら、うちの会社のエントランスの一角を使ってマツダが新型ロードスターとRX-8のお披露目をやっていた。
見た印象は、あまり映え代わり映えのデザインだなということ。
一代目は直線的でシンプルな昔のイギリス風ライトウェイトスポーツカーのイメージをよく表していたと思う。二代目は、ぐっとグラマラスになってボディも豊かな曲線で絞られてフェイスも現代風になった。この三代目はどっちつかず。なんだか一代目のボディに二代目のフェイスをくっつけたような感じ。もっとも、このロードスターをいう車はそのコンセプトが明確で既にアイデンティティが確立した車であるから、いままでのイメージを保ちつつ新しさをいれることは難しく、デザイン面では保守的ならざるを得ない面もあるのだろう。部分的に見ると、直線的なイメージは今時っぽいし、シンプルなリアビューはなかなかよくまとまっていると思う。フロント部分が踏ん張り感のあるデザインを狙っているようでおとなしめの顔のせいで印象が薄くなっているように思う。もう少し挑戦的なデザインでもよかったのではないかな。
案の定、RX-8と共通のプラットフォームでエンジンも2リッターに積み替えられた。これで「もう、ロードスターとは別物か」と思っていたら、さすがにロードスターのコンセプトはかなり意識したようで徹底的な重量管理で10Kg増で納めたとのこと。これは並大抵のことではない。営業?の人に話を聞いたら、ボンネットのアルミ化だけでなく後部トランクの部分もアルミ化していたり、鉄とアルミの接合部分に摩擦を利用した全く新しい方法を考案して接続部品を不要にしたりとかなりと革新的な方法を行ったようだ。
マツダにとっては、マツダのイメージリーダー的な車なので持てる技術力をつぎ込んだ感があるが、なかなかにがんばっていると思う。マツダは経営的にはかなり苦しいはずだし、このような車は売れまくるような車じゃないが、9月に発表予定のレガシィと真っ向勝負のマツダスピードアテンザと並んで、マツダがフォードの安物工場でないことをアピールするためのよいきっかけだろう。
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