家族で『ROBOTS』を見に行った。
TEDさんが書いているようにストーリー展開は少し単調で緩急がなく、必然性もなく強引に終わっていく感じ。アクションシーンも同様で、街の中をパチンコ玉のように弾かれたり転がったりしながら移動する乗り物が出てくるが、そういう設定や動きに必然性が感じられず、どうも引き込まれない。こういった映画は空想の産物で奇抜な発想に基づいていてよいと思うのだが、その上での必然がないと駄目な気がする。この映画はCGの技術的なところから「こういったシーンや画像も可能だから」というのが先行してしまっている気がしてならない。
レンダリングはレイトレーシングを使っているということだ。パンフレットで見る限りロボットの表面の質感などかなりのレベルであると思うが、見に行った映画館のせいかスクリーンではそういったクオリティを確認することができなかった。また、演出のためかもしれないが、画像が現実に近い分、CGならでは映像の印象が薄くよくできた人形劇を見てるような気分になってくる。それも進化なのかもしれないが……
ともあれ、ストーリーがシンプルでドタバタがふんだんな分、子どもは楽しめたようで家族で見に行くにはよい映画だと思う。
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