古くて新しい技術 Ajax。
Googleなどの採用により注目を集めているが、その可能性をまた再確認できるようなサイトが立ち上がっている、「Ajax を使った日本語 Full IME」
このサイトのテキストページでCtrl-qで変換モードに入り、ローマ字を打っていくと次々とかなに変換してくれて、スペースで漢字変換が行われる。変換は予想以上にスムーズで、かなり正確に変換してくれる。正直、自分のATOKやことえりが起動しているのではないかと見まがうほどで、なんども直接入力モードにいることを確認させらた。変換の精度の面でも使い勝手の面でも「ことえり」レベルには達していると思われる。
残念なことにSafariでは動作しないようで、MacではFirefoxで確認できる。
このあたりがJavascriptの互換性で厳しいところだろう。結局Javascriptと言えばそれまでだが、安易にFlashに頼りがちな最近の傾向に対してHTTPセッションで通信可能なJavascriptだけでここまで実現可能なことを見せたことには、2つの点で意義があると思う。
一つは、Flashなど特定のベンダー製品に依存しないオープンな環境というのは、提供側、ユーザー双方にとっても意味があると言うこと。もう一つは、ユーザビリティという視点は大事で、業界標準だからユーザビリティが低いということにユーザーは満足していないこと。
GmailやGoogle Mapsは、すばらしいインターフェイスを提供しているし、そういう点でこれからの新しいサービスのあり方を予感させてくれるものだったし、実際最近のAjaxを中心にした技術者の盛り上がりはこれらの成功によるところが大きい。これからの展開が楽しみだ。
コメント
コメントを投稿