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本みりん

今年は実家でささやかながらおせち料理を用意することになった。が、実家には「みりん風調味料」しかなく、がっかり。やはり日本の風味は本みりんの甘みと醤油のうまみ成分の出会いであると主張するわたしとしてはこんなものでおせち料理を作るわけにはいかない。

やはり、ここは本みりんの王様である福来純三年熟成本みりんを購入。早速「みりん風調味料」と味比べを行ってみる。

そもそも、みりん(本みりん)とは、もち米と米麹にアルコールまたは焼酎を加え、熟成させたもの。日本酒と異なり酵母によるアルコール発酵の工程はなく、麹の酵素の働きでもち米のデンプンが糖化され、また、アミノ酸の生成であのみりんの風味と甘みがでる。

一方、「みりん風調味料」とは醸造用糖類にグルタミン酸や香料を混合したもので、みりんとは成り立ちが異なるもの。本みりんがいくらか混合されているものもある。本みりんはお屠蘇代わりに飲用も可能だが、みりん風調味料は飲用不可だ。

試しに家族にまず、みりん調味料、そして本みりんを一口なめさせてみると、みりん調味料を舐めさせると「みりんかな?」、しかし本みりんを舐めさせると「ぜんぜん違う、こっちの方が甘みもうまみも深い、ピリピリしない」と即座に見破る。

やっぱり、ちゃんとしたものを使わないとね。

うちは、本みりんの中でも白扇酒造の福来純三年熟成本みりんを愛用。

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