Blu-spec CD(TM)仕様で発売されている松田聖子の初期の名盤『ユートピア(DVD付) 』を購入。
当時の『天国のキッス』の映像をYouTubeの動画で見ていると、アイドルとしても全然よかったのだなぁと改めて思う。(盛り上がりのためか、CDと比較すると移調して高いキーで歌ってるのね)
83年当時オーディオコーナーの視聴に行くと決まってこのアルバムが置かれていた。あの時代にしてはそれくらい音がよかったのだろう。松田聖子のアルバム初となるデジタルレコーディングで録音にはデジタルテープレコーダーPCM-3324が使われたはず。
この頃にはのどを既に痛めていて、デビュー当時の圧倒的な声量と声質は失われているけれど、唱法は格段にレベルアップしていて独自の歌唱法が完成しているのがわかる。あのフレーズの最後で高音域に行くところで裏声に抜けていくような歌い方は当時は天然かと思っていたが、このアルバムを聴くとテクニックとして使い分けている。
そんな逸材に対して、大滝詠一、松任谷由実(呉田軽穂)、杉真理、財津和夫、細野晴臣ら当時のシーンを引っ張っていたメロディメーカー達がこぞって曲を提供、しかも自身のレコーディングではやらないような冒険的な試みをいろんな曲でやってる。今聞いても、どの曲もアレンジも含めて本当によく出来ていて、全く色褪せないわけだ。
おおおお、ユートピアですか。
返信削除当時、松田聖子ファンではなかった自分もこのアルバムはレンタルレコード屋で借りてテープにコピーしたのを持ってました。
Blu-Spec CDで出てたんですか。買ってみようかな。久しぶりに「ハートをRock」を聴きたくなってきたし。
shin10t さん,
返信削除買ってくださいまし。前期では『風立ちぬ』と並んで名盤です。前年夏の『Pineapple』とセットで聞きたくなるアルバムです。