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共同通信社 記者ハンドブック辞書 第10版 for ATOK

ポイントがたまっていたのでJust MyShop ダウンロード購入コーナーで、以前から気になってた『共同通信社 記者ハンドブック辞書 第10版 for ATOK』を購入した。

B0007DA2CQ共同通信社 記者ハンドブック辞書 第10版 for ATOK

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ATOK用の辞書という形態をとっており、ATOK16、ATOK17に対応する。
校閲の指標とされる共同通信社の「記者ハンドブック」をベースとしており、漢字や用字用語の表記や略語の正式名称などをハンドブックのガイドラインに沿って変換候補と一緒に警告や適切な書き換え候補をリアルタイムに提示してくれる。これにより新聞のように難解な表現や表記の揺れなどを防ぎ、簡潔な文章をかけるようサポートしてくれる。

この10版というのは2005年度の新表記法に準拠した内容に更新された辞書となっている。

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たとえば、わたしが以前に書いた記事をこの辞書を使ってリタイプしてみると、以下のように修正された。

「一方でスバルと言えばスバル360を思い浮かべる世代の人も多いだろう。「テントウムシ」の愛称で親しまれ、自動車が高根の花だった日本の自動車黎明(れいめい)期に多くの家庭でマイカーを実現するのに大きな役割を果たした名車である。実際わたしの親や親類もこの自動車に乗っていた。」

赤字が置き換え候補に従って書き換えたところだ。

  1. 簡略な字が可能な場合は、簡略な字の候補を示してくれる(「高嶺の花」→「高根の花」)
  2. 別の簡潔な言い回しが可能であれば、その候補を示してくれる(「親戚」→「親類」)
  3. 漢字表記よりはひらがな表記が一般的なケース(「私」→「わたし」)
  4. 別の言い回しや簡潔な字がない場合は、ふりがなを含む表記を示してくれる(「黎明期」→「黎明(れいめい)期」)

本当は仕事で使っているWindowsのPC用もほしいところだ。個人のWeblogでここまで表現にセンシティブになる必要は実際のところないと思うが、個人のこだわりとしてこういうサポートがあると精神的には非常に楽になると思う。

ATOKは微妙に動作が遅かったり相性の悪いアプリケーションがあったりするが、辞書セットやこういった拡張辞書なども含めて日本語の執筆環境としてはやはり他の追随を許さない域に達していると思う。一太郎がなくなっても、ATOKは孤高の漢字変換プログラムとして生き残ってほしいと心から願う。

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