IBM to bury OS/2 | CNET News.comの記事によると、ついに年内一杯でIBMのOS/2サポートが打ち切られる。そして、OS2関連製品のサポートも来年末に終了するとのこと。IBMはOS/2のユーザーはLinuxに移行すると位置づけているという。
少し前にIBMとMicrosoftのOS/2に関連した技術での訴訟について和解が成立したばかりだが、そんな感慨もさめやらぬ内についに正式にOS/2も葬られるとはなおさら感慨深い。実質OS/2については10年近く新バージョンが発表されていないはずで事実上葬られていたも同然だが……
Windows3.1のころは、OS/2上でほぼ完全にWindows3.1が稼働したし、業界はこぞってOS/2を今後の本命OSだと褒めそやした。当時のIBMの業界でのリーダーシップは相対的にはMicrosoftよりも強固であったのだから、Windows95登場までにWindowsユーザーを引き込めなかったマーケティングは史上最低のものだったのだろう。そうは言っても自宅で使って楽しいOSでなかったことは確か。アプリケーションが絶対的に足りなかったのと、趣味で使うにはよくできすぎていた。
現在10ライセンス以上OS/2のライセンスを保持する企業は80以下だという。
なんだか寒気がするのは気のせいか……?
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