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ギタリストならばこれを読め、『ギターで覚える音楽理論』

先日、うちのボスが社内のメルマガでやってる部門紹介にWho's Whoの載せたいので、自己紹介を書けとのご命令。で、まじめなことを書こうとなぜか平均律と純正律の話を書き出した。きっと何かのたとえにしようと思ったのだろう。しかし、途中で面倒になって編集やっている人に「面倒だから適当にまとめて」と渡したら、そのまま掲載されてしまった。まったく意味不明な記事が……

それはともかく、この『ギターで覚える音楽理論』はギタリストにとってはなかなかの良書。『ギターのある生活』で記事にされていたのを見て気になっていた本。鍵盤楽器でなくギタリストの視線で、ギターを使って割と実践的な音楽理論をまとめてくれているので非常に頭に入りやすい。

最初の章では、メジャースケールがどのようにしてできたかが丁寧に説明されている。先の平均律や純正律の話はすっ飛ばされているが、ここを読んだだけでも今までの理論書より数段わかりやすいことが実感できた。

ギターで覚える音楽理論―確信を持ってプレイするために
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