長い文書をまとめたり、ちょっとしたアイデアをまとめるのに便利そうだったので、OmniOutlinerを購入した。日本ではAct2が扱っているようだが、ここは嫌な思い出がある会社で信用できないのでOmniGroupのサイトで直接購入する。
シンプルで非常によくできたアウトライン・プロセッサーで、一時はMacにバンドルされていたようだから、使っている方も多いだろう。シンプルなのだけれど、マルチカラムをサポートしており、一つのアイテムに複数の列を定義できる。これらを駆使したOmniGroupからダウンロードできるサンプルを見ると、このソフトのシンプルだが柔軟な対応力がわかると思う。
同社の製品であるOmniGraffleとの連携も可能で、アウトラインを簡単にグラフィカルなダイアグラムにしてくれる。プレゼンテーションなどに使うマインドマップやロジカルツリーに最適で、自分なりにテンプレートを用意しておけばあっという間にきれいなチャートができあがる。
この製品の最大の弱点は、出力の弱さ。
結局、アウトライン・プロセッサーに期待するのはロジカルに文章を練ることで、最終形態としてはワープロなりHTMLなりに出力することが前提になる。このOmniOutlinerはいくつかの形式でエクスポートをサポートしているが、多くがロジカルなツリー構造が失われた形となる。出力されるHTMLはブラウザを作っている会社とは思えないほど、ひどいものだ。
それでも、編集中のこの便利さは何者にも代え難いので使っていくことだろう。
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