最近復刊された『暗黒大陸中国の真実』という本を読んだ。
約70年前、つまり戦前にかかれた本で、著者は元上海・福州副領事のラルフ・タウンゼントという米国人。論調としては、当時の中国の国、そしてその国民性、民族性を多くのエピソードで語りながら、当時の欧米での中国の評価とその中国擁護の外交施策に警鐘を鳴らしたものだ。
個々のエピソードが事実だとしても、それらからの中国人に対する著者の見方にはある種の偏見があるであろうことは否めない。それほど、厳しい見方が展開されている。対して、日本人に対する評価は非常に高く、戦前の日本を擁護する姿勢が強くでている。これを真珠湾攻撃以降も主張し続けたというのだから、戦中拘束されたというのもわかる気がする。
当時の中国や世界情勢に詳しいわけではないし、すべてが正しいとらえられているとは限らない。著者の偏見に多少ゆがんでいたのかもしれないことは肝に銘じておくべきだろう。本書だけを読んで「あぁ、中国って」という思いや考えを抱くのは非常に危険だと思う。ただ、当時のあるレベルの知識人が肌で感じた中国の姿の一つであることは事実である。確かに耳に新しい話が多いと感じる。これもこういった情報は戦中、戦後の経緯で正しく世に出づらかった事情もあろう。われわれも、こういった状況を認識した上で一つの情報としてきちんと接すべきであろう。
そういうことを承知であえて感想を書くと、本書の内容を読みながらまるで今日の中国のようだと感じた。こういう感覚は、私だけではないだろう。現在、仕事上中国との交渉や協業をすることが多いが、程度の差こそあれ本書で描かれた中国人像が色濃く残っているなと共感する部分は多い。アジアアップでの騒動を除外しても、やはりそこには「反xxx」に狂う中国とそれにおもねる米国と「列強」が。
当時は無策に日本は立ち上がってしまった訳だが、「さて、今度は?」と考えてしまう。
GoogleがCalDAVプロトコルを完全サポートさいた Calaboration を発表した。 まだ、Google Codeの扱いだが一部では大変な騒ぎになっている。 Calaboration を使用すると、設定をするだけでGoogle Calendarのスケジュー ルをiCalにエクスポートでき、そして双方向に同期させることができるという Macユーザーにとっては大変便利な機能を提供してくれるユーティリティ。 騒ぎになっているのは、 Spanning Sync のユーザーフォーラム。 なにせこのソフトはGoogle CalendarとiCalを同期させるというもの。全くバッ ティングしている。多くのユーザーが「Spanning Syncと何が違うんだ? どっ ちがいいんだ? Spanning Synはどうなるだ?」という質問の書き込みを始め た。 Spanning Sync Blogでは、「 How Does Google CalDAV Compare to Spanning Sync? 」という記事が掲載されたが、そこで主張されている違いは以下のような点。 大きな違いはコスト。 Googleは無料だが、Spannning Syncは年間利用料が必要であること。でも、わ たしは永久ライセンスを購入してしまったので関係ない。 iPhoneサポート。 GoogleのCalDAVを使った同期では、iPhone上で予定がread onlyとなって編集 できないとのこと(わたしは設定していないので未確認)。Spanning Syncで はGoogle Calender、iCal、iPhone上すべてで予定を編集できる。 カスタマーサポート。 たしかにGoogleが何かやってくれそうな気はしない。Spanning Syncはお金払っ ているしね。 コンタクトリストの同期。 Googleが提供していない機能として、Spanning SyncはMacのアドレス帳と Gmailのコンタクトを同期してくれる。アドレス帳の画像まで含めて同期して くれるのは驚きだ。もっとも日本語の場合は姓と名が逆転してしまうが、これ は姓名を分けて持っているアドレス帳と姓名を1フィールドで持っている Googleの違いから仕方がないだろう。Googleではないが...
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