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EGBRIDGE Universal

エルゴソフトからEGBRIDGE Universalへのバージョンアップのお知らせとともに試用版の案内が着たので、早速ダウンロードしてインストールしてみた。

試用版をインストールするといままで導入してたEGBRIDGE 15を削除して環境などを引き継いだ上で導入してくれる。うーん、後戻りでできない感じにちょっと戸惑ったが、メインでATOKを使っているのでまぁいいかとそのまま導入する。正式版を購入すると、体験版の設定も引き継いでくれるので大丈夫だろう。導入時キーアサインなどプリセットのどれを選ぶか聞いてくるが、自分でカスタマイズしていたEGBRIDGE15のときの設定は選べない。辞書などはEGBRIDGEだけでなくATOKも検知して、ユーザー辞書を移行しようとしてくれる。とっても親切。

導入時に指定できなかった以前のキーアサイン設定だが、設定ファイル自体は削除されないので、環境設定でEGBRIDGE15のときの設定ファイルを選択してやると、それに自動的に新機能のキーアサインをしてから移行してくれる。このあたりはとっても親切。

起動すると、黒いパレットが表示される。以前のものより渋くて良い。メニューバーに表示されるアイコンもグラフィカルなものになっている。ユニバーサルバイナリーになって重くなったかと心配したが、動作自体は以前を変わらずサクサクしておりATOKなどよりも軽い。ただし、変換自体もやたらと漢字に変換してくれてことえりよりは精度が高いが、自然な日本語として見た場合ATOKよりも後れている感は否めない。

ユニバーサルホイールなど派手なインターフェイスもある。まぁ、キーアサインを覚えていない場合は便利だろうが、普段使用する機能はキー操作は指にしみ込んでいるし逆にそうでない機能はあまり必要ない。こんな曲芸みたいなことにこだわらずに、もっと基本的な変換効率を突き詰めて欲しいものだ。

昔、MS-DOSで軽さ、変換効率とカスタマイズ性の高さで評価が高かったWX2が晩年ロボットが登場するインストーラーや本質的でない奇抜なインターフェイスでシェアを失っていったのを何となく思い出した。

数少ないMacの日本語変換ソフトでMacOSへの適応性の高さ、対応の早さで貴重なソフトであるから、がんばって欲しいものだ。

《2006-03-04 追記》
Appling 2nd : 導入時に正規版を消して後戻りできなくなるのはみんな引っかかっているのね。

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