スキップしてメイン コンテンツに移動

AntiVirus for Windows Mobile 6

Windows Mobileと言えど、"Windows"と銘打たれたからにはアンチウィルス・ソフトくらい必要だろうと検討を開始。

W-ZERO3自体が感染するという危険はわたしの使い方では極めて低いと思うのだが、危険があるとするとそれと知らず知り合いにPC版Windowsのウィルス付メールなどを転送してしまうこと。従って、Windows Mobille用のアンチウィルス・ソフトはWindows Mobile自身の感染を防ぐよりも、PC版Windows向けのウィルスも広く検知できるものでないといけない。

最も簡単に始められるのは、McAfee VirusScan Mobile W-ZERO3向けのサービスとしてウィルコムから提供されているので、月々300円の情報料で手軽に始められる。ところが、昔を知るおじさん的には、マカフィーというだけで手を出したい。日本でのローカライズの問題だったのかもしれないが、あまりの品質の悪さに「○カフィー」と呼ばれたソフトなんかに触れたくもない。実際のウィルコムのサービスでも開始当初にもW-ZERO3の動作が不安定になるという不具合で騒ぎに。 ということで、あっさりパス。

あとはメジャーなベンダーで日本で発売しているのは、Symantec Mobile AntiVirus for Windows Mobile 。ただ、これは企業向けで個人への販売は範疇にない模様。ある程度の数をまとめて購入するというライセンス形態しかないので断念。

次に海外の製品にも目を向ける。

まずは、Kaspersky Anti-Virus Mobile
日本ではデスクトップ版をジャストシステムが扱っているのでメジャーになってきた。動作が重いという評判もあるようだが、検知エンジンはなかなか強力らしい。ウィルス定義ファイルの更新も頻繁で、かつ未知のウィルスに対する検知率も高いようだ。 で、これはWindows Mobile版もよいかなと思い、早速導入! ところが、導入直後からW-ZERO3の動作が不安定になり毎朝本体がフリーズした状態になる。仕方なしにアンインスール後そういう症状は出なくなったので、やはりKasperskyが原因と思われる。

それから、avast! 4 PDA Edition
いろんなプラットフォーム向けのセキュリティ製品を販売しているチェコのベンダー。フリー版もあり有名だ。ところが、Mobile版はWindows Mobile5までしか対応を謳っていないところが怖い。また、一時Windows版でいろいろ問題あったようなのでパス。

結局、行き着いたのが

ドイツのセキュリティベンダーで以前は「H+BEDV Datentechnik GmbH」という会社。2006年3月に社名をAvira GmbHに変更したが、H+BEDV時代からAntiVirはWindowsでのフリーのアンチウィルス製品の先駆けだった。自宅でWindowsを使ってたころはお世話になったソフト。 30日間の評価版があるので、取り敢えずインストール。Aviraのサイトから申し込むと、すぐに評価版のライセンスを送ってくれる。評価版としての制約もなく、今のところ問題なく動作している。1年間のライセンスで3,586円、3年で7,171円。いずれにしろマカフィーより割安。

一月ほど様子を見て決めようかな。

(2008-02-16 追記)
3日ほど問題なく稼動していたが、昨日からSync時にフリーズするようになり止むなくアンインストール。その後問題は発生していないので疑いは濃厚だが、それ以前は問題となっていないのでAviraが原因ともいえないのだが。

コメント

このブログの人気の投稿

リピート

Appling 2ndの『リピート』 の記事を読んで、面白そうだったので買って読んでみた。 リピート posted with amazlet on 07.04.01 乾 くるみ 文藝春秋 (2004/10/23) 売り上げランキング: 194098 Amazon.co.jp で詳細を見る そもそもタイムスリップものは好きなジャンルであることと、そのタイトルと紹介されていたストーリーから大好きなケン・グリムウッドの『リプレイ』を連想したからだ。実際、作品の中でも時間を繰り返すタイムスリップを突きつけられた時主人公達はケン・グリムウッドの『リプレイ』を引き合いに出して議論を行う場面もあるので、作者がリプレイを意識しているのは確実だろう。 タイムスリップ物というSF的な文法を使いながら、うまくミステリーの要素を融合させ、ちょっぴり恋愛物のスパイスも利かせてうまい具合にまとまった作品になっている。たまたま今回は筋が読めてしまって「やっぱり」って感じもしたが、一般的には二つの要素がかみ合ってうまく最後まで読者を惹きつけるだろう。 帯には" 『リプレイ』+『そして誰もいなくなった』 "などと銘打ってある。確かに楽しめる作品であるが、ちょっと言いすぎかな。『リプレイ』のオマージュと考えると、以下の点で物足りなさを感じる。 リプレイ(リピート)の期間が短い 『リプレイ』では25年だったリプレイの期間がわずか10ヶ月を遡るだけ。このことで「人生を繰り返す」といっても重みが違ってきている。しかも描かれるのはそのあるサイクルだけだ。 描写される時代 『リプレイ』では自信を失っていた80年代のアメリカから良き時代の60年代、70年代がリプレイで描かれるところが大きな魅力になっている。一方『リピート』では振幅が短いためリピート自体にそういった効果はないが、何故かそもそもの設定は91年となっていて中途半端に懐かしい。 主人公が嫌なヤツ 最初は好青年っぽいがだんだん嫌な面が描かれていく。物語は一人称で綴られているが主人公がそんな状態であるため、読み手としては感情移入がし難い。 とはいえ、結構な長編だが一日で一気に読んでしまったほど面白い。

奇跡の自転車

奇跡の自転車 posted with amazlet on 07.04.07 ロン・マクラーティ 森田 義信 新潮社 (2006/08/30) 売り上げランキング: 100659 Amazon.co.jp で詳細を見る 一日で読んでしまった。もう速読に近い。 酒と煙草とジャンクフード、さえない仕事、体重126キロ、43歳の男に突然もたらされる、両親の事故死、続く20年前に失踪した心を病んだ姉の死。そして、自転車を漕ぎだす。 なかなか救いの無い人生、主人公もかなりアホウで不運だ。 けど、『フォレストガンプ/一期一会』を思い出した。映画化されるらしいので、よいロードムービーになろう。

PaSoRi

Auの携帯 W41CAではFelica関連のアプリケーションをいくつか使っていたので、nineに移行するとこまるのではと思い、SonyのFelicaのリーダー/ライターであるPaSoRiを購入。 以前は「なんでこんなものお金払ってまで」と思ったものだが、実際にEdyを使うのに慣れてしまうと財布の出し入れなく買い物できたり、小銭をジャラジャラ持って歩かなくて済むメリットは大きい。オフィスにTallysが入っていて毎朝ここでコーヒーを買うのにもEdyを使っているので実感している。 携帯のEdyアプリだと残高やチャージがその場でできるが、カードだとお店に行かないとこういったことができないのはやはり不便だ。 SONY RC-S320 非接触ICカードリーダ/ライタ PaSoRi 「パソリ」 posted with amazlet on 07.05.20 ソニー 売り上げランキング: 15 Amazon.co.jp で詳細を見る Windows専用だがドライバとそれぞれのカードのアプリケーションが附属するので簡単に使用を開始できる。Edyのビューアーはバージョンアップしており最初の起動で最新バージョンを再導入するように促される。使用履歴や残額はその場で確認でいる。チャージはサービス登録をして手続きが完了するのに2日ほどかかるが、これもアプリケーションからオンラインで登録できる。カードは以前作ったANAのマイレージクラブのカードがあったので早速登録。 Macでは正式なサポートはない。 しかし、オープンソースで開発されている LibPaSori を利用したいくつかのアプリケーションがあり、例えば EdyValue データの読み出しだけならば可能となる。