1997年からずっと愛用していたHappy Hacking Keyboard(実は一年ほど Professionalに切り替えた時期があるが)、ついに引退してもらうことにした。
実は以前から出ていた症状だが、何かの拍子にキーが効かなくなりどうも特定 のキーを押下した状態になってしまうことが多々あった。何かを書いていると きにこの状態至るのはとてもたまらない。ずっと我慢していたがそろそろ限 界ということで、今回引退してもらうことした。実際にはキーボード自体の問 題ではなく変換アダプターの問題。だが、PS2-USB変換アダプター自体が種類 が少なくなってきている状況だし、相性の問題があり変換アダプターを変えて も問題が改善するどころか深刻になる可能性もあるため、今回はキーボードを 交換。
新しいキーボードは当然Happy Hacking Keyboard Professional 2。
前のバージョンとの違いは2ポートのUSBハブを搭載していること。今回は墨バー
ジョンを購入。墨色のキートップに黒で目立たないよう文字が印字されている
様子は渋い。
打鍵感は基本的には以前一時期使用していたProfessionalと同じ。
引退する初代機はメンブレイン方式で押下圧50g。2mmでスイッチが入り、そこ
からほぼそのままの押下圧で3.8mmまで押し込める。これに対しProfessional
では40g の押下圧がピークで、そのピークを越えた2mmから3mmのところにスイッ
チング領域があり4mmまでキーストロークできる。また、初代機のみがシリン
ドリカルカーブド構造で、Professionalはシリンドリカルステップ構造とい
う違いがある。
これらが相まって、初号機と比べるとタッチは軽いがストロークを大きくする 必要がある。タイプ感触は初号機よりよいが、押し込みが大きいため慣れるま で指が引っかかる感触がある(あくまで慣れの問題)。
気になるのは、USB接続ポートやHUBの接続口が背面にあること。
このため折角コンパクトなのに、背面にスペースが必要となる。この点、初代
機はそこに接続端子が付いていて問題なかった。このあたりがコストをかけて
いないなぁという印象がしてしまう。
またDeleteキーはDeleteキーとして使っていたが、今回なぜかDeleteキーが BackSpaceとして認識されている。Dipスイッチで設定が変更できるはずだが、 実際にはBackSpaceのほうがよく使用するのでしばらくこのまま使用してみる。
USB HUBのほうは便利かなと思っていたが、手持ちのUSBのメモリーリーダを接 続したら電力が不足するとエラーになってしまった。残念。
全体的には、スコスコとタイプできるProfessionalのタイプも通常のキーボー ドに比べると絶対的に心地よい。PS/2インターフェイスの初代機がこれ以上延 命できない状況ではベストなキーボードだろう。
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