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いいえ、Amazon S3です

昨日の記事 で書いたようにiDiskの代替としてAmazon S3の利用を始めたので、それに ついてのまとめ。

Amazon Web Service アカウントの取得

まずは、Amazon Web Servicesにアクセスしてアカウントを作成する。 わたしは以前Amazon.comに何度か注文したことが あるので、アカウントをそのまま活用できてすんなり。

ログインしたら、「AWS Access Indeifiers」から「Access Key」と「Secret Key」を取得する。

クライアント

Amazon S3自体はWeb Serviceなので、扱うためにクライアントがはやり必要と なる。

JungleDisk

JungleDiskは、Amazon S3のストレージを仮想ディスクとしてマウントで きるツール。マウントしてしまえば通常のディスクと同様に扱える。また、自 動バックアップの機能もあり、バックアップジョブを定義してしまえば後は定 期的にバックグランドでバックアップを実行してくれる。

プラットフォームとしてはMacだけでなくWindowsやLinuxもサポートされてい る。ライセンスはプラットフォームに依存する訳ではないので、登録すればす べてのエディションが使用できる。また、全プラットフォームをサポートする ツールを含みUSBにインストールできるUSB Desktop Editionなるものもある。 これを持っていれば、恐るべきことにネット上どこにいても無尽蔵のAmazon S3のストレージにアクセスすることができる、ネットさえ繋がっていれば。

現状では、Macの書類フォルダのみバックアップを運用。 本当はiTunesやApertureのライブラリこそバックアップしたいのが……

filicio.us

JungleDiskでしようされるBucketはプライベートなので、JungleDiskを使用し て自身でしかアクセスできない。公開用に[filico.us][]のアカウントを作成 した。

filicio.usでは、Webのインターフェイスを使用してファイルのアップロード/ ダウンロードができる。ファイルにタグ付けしたりいろいろできる。publicに 指定すると、http://filicio.us/アカウント名 のURLにアクセスすればpublic 指定のファイル一覧を一般に公開できるし、ここのファイルについてのURLも 付いているのでブログなどで参照することも可能だ。

filicio.us自体は、Amazon S3のアカウントは必須ではない。filicio.us経由 でS3を利用するだけならfilicio.usの料金を支払えばよい。filicio.usのアカ ウント作成時Advanced Accountを指定するとS3のアカウント登録が必須で、セッ トアップも必要だが、Amazonの請求だけとなるのでfilicio.usの料金より若干 安い。わたしは、JungleDiskの利用もあるのでAdvaned accountとした。 Simple AccountとAdvanced Accountのタイプは登録後変更が効かないので、よ く考えて登録しよう。

コスト

さて、肝心のコストだ。

AWS Simple Monthly calculatorで料金をシュミレーションしてみる。す ると、iDiskと同じ20GBの容量をフルに使用して、月に1GB程度入れたり出した りすると考えると、月300円程度で年間3,600円。確かに安い。iDiskで20GB一 杯に使うことなど実際にはできないから、現実的な使い方だと更に安いはずだ。

やはり、「iDisk? いいえ、Amazon S3です」

一時は、Gmailのアカウントを200まで作れるので「これをストレージ利用 に……」とか危ないことも考えたが、いやこちらを選んでよかった。

ちなみに、iTunes/Apertureのライブラリなど大物のバックアップも考えたが、 30GB程度となるためいくら安価と入っても見合わないようだ。当面、書類フォ ルダなど1GB程度に留めておこう。現時点は、JungleDiskのバックアップ機能 の動きがわからないので、バックアップの方式によってはTransfer In/Outの 容量が変わってくるので料金も違ってくるかもしれない。

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