FileMaker社の個人向けデータベース Bentoの新バージョン Bento2がリリースされた。
Bento 1は意欲的な個人向けデータベースに見えた。
最新のMacOSX "Leopard"専用で、MacOSXの内部のアドレス帳やiCalのデータもデータベースの情報として活用できるところが新しかった。インターフェイスもLeopardの専用のグラフィカルなインターフェイスを使用したMacらしいものだった。
でも、それだけだった。
データベースとしての機能の充実度や完成度は、驚くほど低いものだった。なんとまぁ、これがあのFileMakerをリリースしている会社かと疑いたくなるものだった。バグも多かったが、発売以来一度もバグフィックはでなかった。
それでも、あのFileMakerが個人向けデータベースにチャレンジしたんだとご祝儀で買ったのだった。
それが、今回のBento2でもう少し使えるかと思ってみていたら、アップグレードパスはないらしい。Bento1のリリースは今年の3月で、今回のBento 2のリリースは10ヶ月も空いていない。Bento1を買ったユーザーはほとんどFileMakerユーザーではないだろうか? 半分ご祝儀で、これからの機能充実に期待してバギーなBento1を使って一生懸命バグ出しをしていたのだ。
それを「買い直せ」ってのがFileMaker社のポリシーらしい。
確かにそれほど高い金額ではないし、iLifeのような安価に提供するがアップグレードなしってのもありだろう。それにしても、10ヶ月は短いし、金を取るには前のバージョンの完成度が低すぎた。わたしはこの製品はもう買わないだろう。普通にFileMakerを使って行こう。
この製品はきっとこのアップグレードポリシーによって見事に失敗するだろう。
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